神奈川県立横浜翠嵐高校を、1985年に卒業した大人達の為の情報を載せていきます。 連絡はこちらまで↓ yokohamasuiran1985★★★ (★★★は@gmail.comに変更してください) もしくは幹事団までお願いします
どきどきしながら待ち合わせのコーヒーショップ前にいると、「マルケン!」とパパ台の声がして、康平くんが一緒に現れました。スポーツ紙の情報通り、パーマをかけています。しかし、でかい。大柄なパパ台より一回り大きい。「いつもお世話になっています」。康平くんが爽やかにあいさつしてくれました。いえいえ、こちらがお世話になっております。 ――サングラスとか、マスクしてないんですね。気付かれないですか。「街で僕だと言われることはないですよ。以前の方が知られてたかも。マスクはしてますけど。風邪ひかないように」「清宮(幸太郎選手)と歩いてるとダメですね。すれ違う人がみんな二度見しますよ。アッと思って。清宮、『慣れてる』って言ってますけど」――鎌ヶ谷スタジアムはスタンドが近いし、鳴り物応援もないから野次が響きますね。僕が行ったときは、康平くんの四球が続いて、「ストライク入れる方が、東大入るより簡単だろ」って野次が出ましたね。「うまいこと言いますね。野次はあんまり聞こえません。お金払って見に来てくれてるんだから、それはありがたいことです」――チームの練習は午前中だけって聞きましたけど。「午後は試合があるんで、個別に練習します。筋トレとかやってます」――二軍の試合で他チームの球場に行くと、またバスで鎌ヶ谷に帰るの。「そうですね。基本的に帰ります。平塚のときは泊まりました。あとはバスで鎌ヶ谷から通います。(ロッテの)浦和とか(ヤクルトの)戸田は近いけど、神奈川だと移動が大変です」――鎌ヶ谷の寮には何年住む規則なんですか。「大卒は2年間住まなきゃいけないんです。その後は出なきゃならないんです」――チーム内の上下関係は、入団年次ですか?「年齢で決まります。実は僕は結構、上なんですよ。高卒の選手多いから」
――人気者の新垣勇人(はやと)投手が引退しちゃいましたね。(注・日ハムきってのお笑いキャラ。ファンフェスの盛り上げ役で有名)「新垣さんは、大人だから真面目な時と切り替えをちゃんとしてるし、すごいいい人なんです。お風呂で一生懸命に替え歌のネタ考えてるんですよ。『ひじって言った方がいいかな。ニーって言った方がいいかな』とか。どっちでもいいんですけど(笑)。すごく作り込まれたネタを披露してるんです。本当に人望のある先輩だったんで残念です。親しい先輩たちで送別会やってました」――売り出し中だった太田賢吾選手も、ヤクルトにトレードになりましたね。「そうなんですよ。でも戦力として望まれて他球団に行けるのはいいことだと思います。環境を変えることは悪くない。僕らは個人商店なので、球団に愛着を持ち過ぎちゃうと、トレードのときに恨むことになっちゃうから、難しいですね」――中田翔はやっぱりおっかないの?「あんまり話したことないんです。一軍に上がったときに、『合流しました。よろしくお願いします』って言ったくらい。中田さんから『お前、頭えらいのか』って言われたので、『はい、えらいです』って答えました(笑)」――同期の選手はどんな感じですか。「清宮はお父さんの教育方針なのか、野球以外の話題も多くて結構話しています。部屋の掃除するとき、清宮の掃除機借りてるんですよ」「北浦(竜次投手)はすごいですよ。150㌔投げてどんどん速くなってます。まだ19歳の成長期なんで、黙っていても成長で球が速くなるんでいいですよね」――鈴木遼太郎投手は、ケガしちゃったんですね。「ええ、手術しない温存療法でした。練習できないのはつらかったと思います。でも宮崎のフェニックスで投げましたから大丈夫です」――もう、来年のルーキーが入ってきますね。「金足農業の吉田(輝星投手=2018年ドラフト1位)は、あんな球を投げられるのはすごい。コーナーを突いて投げられれば活躍すると思います。ファンクラブの会員が、300人増えたんですけど、みんな秋田の人なんですよ。すごい人気ですね」
――親父さんは康平くんには翠嵐に来てほしかったみたいですね。「翠嵐でも湘南でも、通学の時間的には同じだったんですけど、最終的には父が湘南を勧めてくれました」――東大時代とプロだと、やはりバックが違うよね。「バックの守りはすごいです。東大では、4-6-3(二ゴロを→遊撃手→一塁手と転送)とか、5-4-3(三ゴロを二塁手→一塁手と転送)のダブルプレーはできなかったから。6-4-3(遊ゴロを二塁手→一塁手と転送)しかなかった」――東大の70代キャプテンの町永くんが言っていましたが、康平くんの時代は140㌔投手がいたことで、東大打線もレベルが上がったって。「僕はあんまり東大の練習で、打者には投げてませんよ(笑)」――LINEのアイコンが「ポケット六法」なんですね。「ウケるんですよ。これだと(笑)」――今年は初勝利挙げてね。(夏の一軍デビュー戦でけがした)股関節はどう?「もう大丈夫です。頑張ります」あっと言う間に1時間経っていました。康平くんから逆に興味津々の様子で僕の仕事のことを聞いてくることもあって、知的好奇心の強さを感じました。東大同期の仲間の話も聞くと楽しいそうです。康平くんは今年24歳の年男。冷静な猪突に期待しましょう。
「良いニュースと悪いニュースがあります」パパ台に康平くんからメールが入りました。「アリゾナ行きですが、インフルになりました」良い方のニュースは、一軍キャンプメンバーに入ったとのことです!投手24人に入りました。おめでとう!!2年目の同期7人からは、ドラ1の清宮とドラ2の西村と康平くんで3人が選ばれました。吉村GMは「ここまで状態が凄くいいということ」と説明しているそうです。オリックスから移籍した金子千尋投手とか、大先輩たちからしっかり学んできてください。で、悪い方のニュースですが、インフルでいま、寮で隔離されているそうです。でも、キャンプインは2月1日だからまだまだ先です。うちのせがれも3日目に熱下がりました。心配ありません。それにしても、メールのひょうきんな感じがいいですね。熱に浮かされながら書いたんでしょうけど。(丸山)
日刊スポーツのサイトに、康平くん回復を伝える記事がありました。以下に概要。インフルエンザで療養中だった日本ハム宮台康平投手(23)が21日、約1週間ぶりに自主トレを再開した。2軍施設の千葉・鎌ケ谷でグラウンド内をジョギングした後、室内練習場で軽く体を動かした。入団2年目で初のアリゾナ1軍キャンプメンバー入りが決まっており、今月28日には渡米。今後は自己管理を徹底してキャンプインに備える。東大出身左腕も、流行中のウイルスには勝てなかった。「みんな、冷たいっすよ。『近寄るな』みたいな感じで」と、ここ数日続いた周囲からの“ばい菌扱い”を明かしたが、「思ったほど(状態は)落ちてなかった。休んでいた分をしっかり取り戻して、キャンプではいいアピールをしたい」と、ほっとした表情だ。16日にインフルエンザ感染が確認されてからは拡散を防ぐべく、寮内でほぼ監禁状態だった。隣接する球場内の食堂から食事を運んでもらったり、夜にひっそりとシャワーを浴びたり…。隣部屋は2年目の清宮、さらにその隣はルーキー吉田輝の部屋と注目選手が並ぶだけに、とにかく“隠密行動”で、他の選手へ感染しないよう努めた。幸い熱は37度5分ほどで「そこまで、ひどくなかった」。おかゆ中心の食事だったが、体重1キロ減ほどで済んだ。2年目で初のアリゾナ1軍キャンプスタートは、ベッドの中で知った。「うれしかったけど、もどかしい気持ちが強かった。インフルエンザになるっていうことは、自己管理ができていないっていうことですから」と猛省した。アリゾナ行きの切符は、開幕1軍へ首脳陣の期待の表れでもある。「まずは体力や投球の感覚を取り戻すことが大事になる」。出発まで、ちょうど1週間。体調管理に気を配りながら、ピッチを上げていく。【中島宙恵】
無事にアリゾナ・スコッツデールに到着しました。29日夜と30日朝のNHKニュースで、日ハムを代表して康平くんのインタビューが流れたのを見た人も多かったと思います。パパ台もさぞ、お喜びだろうとお祝いメールしたら、怒りの返信が来ました。サンスポの記事で、康平くんが「I’m very excited」と流暢な英語で答えたことを紹介したんですが、それに続けて余計な一文。「父・忠さんは高校の英語講師を務めており、自身も英語は苦手ではない」これにはパパ台もおかんむりです。「私、講師ではなく教師ですがね(笑)。講師と教師では違うのですが。まあいっか」松陽高校で総括教諭という重職を務め、いまは進路指導主任として受験指導に当たっているパパ台に対して、あまりにも失礼です。必要もないところに引っ張り出されて、間違われて。。。有名税でしょうか。(丸山)
本日、スポーツ紙を手にされた同期の皆さんは、一斉に康平くんの記事を見て「ほほう」と思ったことでしょう。日ハムのアリゾナ一軍キャンプで2年目をスタートした康平くんが、打者相手に投げるフリーバッティングに臨みました。相手は、横浜高卒の浅間外野手。高校時代に康平くんの1期下で、練習試合では対戦したことがあります。当時は康平くんが死球を与えたそうですが((笑))。康平くんは15球を投げて、安打性の打球はゼロ。全部球種を伝えてからの投球だったのに、一軍経験豊富な浅間でも、打てなかったそうです。康平くんは、記者に囲まれて「皆さんほしいのは自己採点すか? そうすね。80点です」と答えたそうです。各社が取り囲むくらい、すごい投球だったのでしょう。同時にフリーバッティングを斎藤佑樹が清宮幸太郎相手にやったんですが、ホームランを打たれたそうです。。。「スポーツ各紙が康平くんを報じている」とパパ台にメールで伝えて、昼からの会議に出ていると、パパ台から携帯に着信あり。ちょっと外せる雰囲気でもなかったので、放置しておくと、さらに2度目のコール。「ははあ、今日もサンスポに、『お父さんは英語講師』と書かれたので怒ってるな」と思いながらも、こちらも会議を外せなくて放置しました。パパ台は正規採用された英語教師で、しかも「総括教諭」という教頭に準じたお立場です。会議が終わってパパ台に返電しました。「今朝のスポーツ紙のこと?」と聞くと、「そうそう。悪いなあ」とパパ台。サンスポに抗議してくれと言うのかなと思ったら、パパ台いわく。「今日さあ、北海道のスポニチで康平が1面らしいんだよ。手に入らないかなあ」新聞は地域によって作り変えることはあるので、僕も「おおそうか。わかった。お安い御用」と請け合いました。札幌の配下の者に「スポニチ1面に宮台投手。2部送れ」と指令しました。ところが、札幌から「いまコンビニにいます。スポニチの1面、巨人の丸なんですけど。これでいいんすか」と打ち返してきました。「え、違う。ほかの新聞も見てくれ」と頼むと、「道新スポーツの1面が宮台くんです。これですか?」と返答。「おお、それだ。送ってくれ」と頼みました。パパ台の情報がちょっと違っていました。「道新スポーツ」は、サンスポの提携紙で、道内で標題だけ変えて同じ記事を配っている新聞です。相変わらずパパ台を「英語講師」と表記していました。また、パパ台が怒るなあと思いながらも、とりあえず新聞を取り寄せたのでした。(丸山)
順調な調整ぶりです。アリゾナキャンプ9日の紅白戦で、康平くんが白組2番手として3回からマウンドに立ちました。一軍スタメンが予想される打線を相手に、2イニング被安打1、四球1、無失点の内容でした。先頭の西川を空三振、2人目の大田泰示を右飛で簡単に二死。続く台湾の4割打者、王をフルカウントから歩かせてしまいました。4番の清宮には、バットをへし折った142㌔をセンター前にポトリと落とされて悔しい被安打。しかし、失点はありませんでした。4回は浅間、平沼、石川亮という準レギュラーの3人を凡退させました。康平くんは「ヒットを打たれてしまったので悔しいです」と話すも、「ゼロで終われたのでホッとしました。食らいついていく気持ちで、やっていきたいです」と、手ごたえを感じていたようです。この日のマウンドは、紅組が上原(左2015ドラ1=明治)、玉井(右2016ドラ8)、堀(左2016ドラ1)。白組が西村(右2017ドラ2)、宮台(左2017ドラ7)、井口(右2016ドラ3)。今季の1軍定着が期待される投手陣に、康平くんが組み込まれているのがわかります。打線がまだ調整不足で、6投手全員無失点でしたが。パパ台監督は「明日は久しぶりにスポーツ新聞、漁ります」とご満悦でした。(丸山)
16日に沖縄のキャンプで紅白戦に臨みました。康平くんは6回から2イニングを投げて、被安打1、四球1、奪三振3で無失点でした。特に6回は一死1,2塁のピンチを連続三振で切り抜けました。打たれたのもポテンヒットだったようです。清宮もセカンドゴロに討ち取って、アリゾナの借りを返しました。「ボール先行が多かったので、ストライク先行でいきたい」と反省も忘れません。いよいよ、栗山監督も一軍の戦力として計算できるようになりましたね。2イニングを投げた投手は、康平くんも含めて白組では2人だけです。この日は、ルーキーの吉田(金足農)と柿木(大阪桐蔭)が、昨夏の甲子園決勝を再現したことで、スポーツニュースもそれ一色でした。翌朝、パパ台監督はコンビニにスポーツ紙を漁りに行きましたが、G1レースに女性騎手が初騎乗とあって、「1面が菜七子に占領されてる」と肩を落としたのでした。残念(笑)。
日ハムファンが、おったまげました。19日に球団が発表したところでは、入団6年目の白村明弘投手(27)が、打者に転向するというのです。白村投手は慶応大から2013年ドラ6入団。150㌔を超える右腕で、1年目から中継ぎで活躍してきました。2年目にも50試合に登板しています。確かに、昨年は3試合しか投げていませんでしたが、力のある投手でした。16日の紅白戦でも、康平くんの白組で1イニング投げて無失点に抑えています。それが、栗山監督と吉村GMに昨日口説かれて、野手転向を決めたというのです。もともと打撃センスがあったようで、栗山監督は前から考えていたそうです。でも5年もたってからとはねぇ。パパ台が思わず、康平くんに「びっくり!」とメールしたところ、返信には「そうなんですよね。明日は我が身」とあったそうです。これにパパ台からは、「周りの期待なんぞに応えるな」と送ると、「なるほど。ありがとう」と返って来たそうな。そうです。期待は周りが勝手にするものだから、康平くんはマイペースでやってください。パパ台監督は、「だって、(白村投手)150㌔を投げるんだよ! やはり野球を職業にするって厳しいのね」とつぶやいておりました。(丸山)
19日の沖縄ブルペンで、豪華な場面がありました。昨夏の甲子園決勝を投げ合った、吉田輝星(金足農)と柿木蓮(大阪桐蔭)の間に割って入った康平先輩。神奈川県ベスト8の意地で、びゅんびゅん投げ込みました。YOUTUBEで見られます。https://www.youtube.com/watch?v=QPJaIvhpvfM
対外試合でも、安定の投球ぶりでした。キャンプ最終日の23日は広島相手の練習試合。康平くんは8回にリリーフで登板。セリーグの覇者相手に、1ゴロ、2ゴロ、左前安打、3邪飛で無失点でした。この日は、先発・有原→バーべイド→ハンコック→宮台→玉井という、本シーズン並みの継投にしっかり収まり、結果を出しました。チームも9-5で快勝です。サンスポによると、テンポよく切れのあるスライダーを投げ込み「しっかりと投げられた。これを継続したい」とうなずいていたとのことです。左打者の3人を打ち取ってサウスポーの役割を果たしました。2年目のキャンプを1軍でフルに過ごしたことには、「高いレベルを経験できたのは大きい」と収穫を口にしていたそうです。で、実は試合前にパパ台に連絡がありまして、明日から一旦、二軍に戻るそうです。パパ台によると、いま、一軍に帯同している投手が多すぎるので、野手と入れ替えるためのようです。オープン戦の途中で、また上がってくれるといいですね。(丸山)
康平くんの次回の登板情報が入りました。3/7(木)の教育リーグ(二軍のオープン戦)、横浜ベイスターズ戦です。ベイスターズ球場(横須賀市長浦1-1555-1)で12:30試合開始。横須賀線田浦駅から徒歩20分。京急安針塚駅から徒歩15分。平日の昼間なので、勤め人には無理ですかね。(丸山)
上記のベイスターズ戦は雨天で流れましたが、次は3/10の教育リーグ、スワローズ戦になりました。1230から、鎌ヶ谷球場です。同期暇人を代表して、行ってまいります。(丸山)
一軍を手繰り寄せるマウンドさばきでした。3/10の鎌ヶ谷スタジアムでの教育リーグ(二軍のオープン戦)に、康平くんが投げると聞いて、日ハムファンの栃木のK嶋くんと応援に行ってきました。事前に登板がわかって、しかも日曜日というのはレアな機会です。労を惜しむ我々ではありません。試合前。寮とグラウンドを結ぶ球場脇の通路に、ファンが色紙を持って待ち構えています。ユニフォーム姿の康平くんがやってきました。思わず、「康平くん、頑張ってな」と声をかけましたが、人垣の中にいるおっさんには気付かないまま、「はい、ありがとうございます」と答えて行ってしまいました。お正月に結構話したんですけどね。山ほど受けた取材の一つだから覚えちゃいないか。対戦相手はヤクルト。K嶋くんとネット裏に陣取りました。ファンクラブ料金で1000円です。ハムの先発はヤクルトから去年移籍してきた杉浦でした。一方、ヤクルトは大ベテランの石川。カツオの愛称で知られる通算163勝の左腕です。身長は私とほぼ同じ。「ヤクルトは背番号の若い選手が多いな」とK嶋くんがつぶやきます。ハムはルーキーが2人入って若手中心ですが、ヤクルトはベテランぞろい。本来一軍の選手が目立ちました。(続く)
試合は日ハムが、石川を打ちあぐねて、5回まで無安打無失点。石川はさほど球速はないのに、変化球のキレが見事で、三振の山を築きました。5回でなんと8奪三振。ハムの若手がまさに手玉に取られました。康平くんにも、参考になるピッチングだったのでは。一方、日ハムの投手陣はピリッとしません。先発杉浦は2回被安打3で2失点。2番手井口が1回被安打3で2失点。3番手中村が2回被安打2、4番手立田が1回被安打1。5回に康平くんがブルペンから出てきてダッシュを始めたので、我々2人も背番号52を羽織って、臨戦態勢に入りました。ブルペンを覗くと、ものすごく大きな捕球音がして、プロの迫力を感じます。こんな場面まで見えるのが、二軍球場のいいところです。6回表を終わって、0-4の劣勢でした。6回裏。ヤクルトの石川が交代して、やっとハムに内野安打が1本出ました。康平くんの同期、難波くんがショートの深い所に放った打球。快速が生かせました。「よし、お姉さん、ビール」と勢い付いて、売り子さんに注いでもらっていると、1番打者のルーキー・万波中正(横浜高)が二ゴロの併殺打。「あれ、ビール頼んだら、ゲッツーになっちゃった」と言うと、お姉さんが「そんな言い方ないでしょう」と抗議してきてK嶋くんが爆笑しました。(続く)
そして、7回表。宮台康平くん登場。「みやだ~い」と声援が飛びます。捕手はルーキーの田宮(成田高)。まだ18歳で本来なら高校生です。先頭打者は、この回から入ったルーキー中山。履正社→法政大学の巨漢スラッガーです。「法政には滅法相性がいいからな」と軽口をたたいていましたが、実は康平くんは、あの東大が15年ぶりの勝ち点を奪った試合で、中山から最終回に1発被弾しています。初球は141㌔の直球でボール。2球目は同じく141㌔を空振りさせてストライク。3球目は変化球をファウルさせて追い込みました。4球目はインコースにワンバウンドになるボールを空振りさせて三振。よく田宮捕手がキャッチしました。続いて、大村は三塁ライナーで二死。3人目は一軍経験豊富な田代。最速143㌔の直球と125㌔の変化球(チェンジアップ?)を混ぜて、2-2に追い込みましたが、5球目で打ち取った打球が田宮の前に転がって不運な内野安打となりました。しかし、走者を出しても動じません。代打山川に右飛を打たせて、万波ががっちり掴みました。(続く)
続く8回も康平くん続投。もともと2イニングと聞いていました。どうやら、先発候補には2回を投げさせているようです。先頭内山は3球目で遊ゴロに仕留めましたが、同期の難波くんがはじいてエラー。無死1塁となりました。続く打者は、今オフに電撃トレードでハムからヤクルトに移った太田賢吾。康平くんも鎌ヶ谷で一緒だった先輩です。バットを寝かせる先輩にクイックで投げました。バントは康平くんの前に転がって、無理せず1塁で刺しました。一死2塁。打順は1番に戻って左の藤井。初めて3ボールまで行きましたが、2ゴロに討ち取って二死3塁。ここで失点するかどうかで、評価は大きく変わります。祈るような気持ちで、打席にベテラン川端を迎えます。しかし、いきなり高~い内野フライを打ち上げて、エラーの難波くんがしっかりキャッチしました。3塁走者残塁。25球のマウンドは、無四球でヒット性の当たりは皆無の、安定感のある投球でした。康平くんもホッとした様子でベンチに戻りました。「今日投げたハムのピッチャーで1番良かったな」とK嶋くん。全く同感です。試合は9回に投げた高山が1点失って、0-5で敗れました。しかし、康平くんの投球は荒木大輔監督の心をつかんだはずです。栗山監督に「宮台、使えます」と連絡が行ったことでしょう。スポーツ紙によると、康平くんは「真っすぐで差し込めたのはよかった。継続していきたいです」と話していたそうです。K嶋くんと、鎌ヶ谷駅前の庄やで反省会をしていると、隣席から「宮台は今年、使えそうだな」というファンの会話が聞こえてきました。ファンの心も掴みました。(丸山)
どきどきしながら待ち合わせのコーヒーショップ前にいると、「マルケン!」とパパ台の声がして、康平くんが一緒に現れました。スポーツ紙の情報通り、パーマをかけています。しかし、でかい。大柄なパパ台より一回り大きい。
返信削除「いつもお世話になっています」。康平くんが爽やかにあいさつしてくれました。いえいえ、こちらがお世話になっております。
――サングラスとか、マスクしてないんですね。気付かれないですか。
「街で僕だと言われることはないですよ。以前の方が知られてたかも。マスクはしてますけど。風邪ひかないように」
「清宮(幸太郎選手)と歩いてるとダメですね。すれ違う人がみんな二度見しますよ。アッと思って。清宮、『慣れてる』って言ってますけど」
――鎌ヶ谷スタジアムはスタンドが近いし、鳴り物応援もないから野次が響きますね。僕が行ったときは、康平くんの四球が続いて、「ストライク入れる方が、東大入るより簡単だろ」って野次が出ましたね。
「うまいこと言いますね。野次はあんまり聞こえません。お金払って見に来てくれてるんだから、それはありがたいことです」
――チームの練習は午前中だけって聞きましたけど。
「午後は試合があるんで、個別に練習します。筋トレとかやってます」
――二軍の試合で他チームの球場に行くと、またバスで鎌ヶ谷に帰るの。
「そうですね。基本的に帰ります。平塚のときは泊まりました。あとはバスで鎌ヶ谷から通います。(ロッテの)浦和とか(ヤクルトの)戸田は近いけど、神奈川だと移動が大変です」
――鎌ヶ谷の寮には何年住む規則なんですか。
「大卒は2年間住まなきゃいけないんです。その後は出なきゃならないんです」
――チーム内の上下関係は、入団年次ですか?
「年齢で決まります。実は僕は結構、上なんですよ。高卒の選手多いから」
――人気者の新垣勇人(はやと)投手が引退しちゃいましたね。(注・日ハムきってのお笑いキャラ。ファンフェスの盛り上げ役で有名)
返信削除「新垣さんは、大人だから真面目な時と切り替えをちゃんとしてるし、すごいいい人なんです。お風呂で一生懸命に替え歌のネタ考えてるんですよ。『ひじって言った方がいいかな。ニーって言った方がいいかな』とか。どっちでもいいんですけど(笑)。すごく作り込まれたネタを披露してるんです。本当に人望のある先輩だったんで残念です。親しい先輩たちで送別会やってました」
――売り出し中だった太田賢吾選手も、ヤクルトにトレードになりましたね。
「そうなんですよ。でも戦力として望まれて他球団に行けるのはいいことだと思います。環境を変えることは悪くない。僕らは個人商店なので、球団に愛着を持ち過ぎちゃうと、トレードのときに恨むことになっちゃうから、難しいですね」
――中田翔はやっぱりおっかないの?
「あんまり話したことないんです。一軍に上がったときに、『合流しました。よろしくお願いします』って言ったくらい。中田さんから『お前、頭えらいのか』って言われたので、『はい、えらいです』って答えました(笑)」
――同期の選手はどんな感じですか。
「清宮はお父さんの教育方針なのか、野球以外の話題も多くて結構話しています。部屋の掃除するとき、清宮の掃除機借りてるんですよ」
「北浦(竜次投手)はすごいですよ。150㌔投げてどんどん速くなってます。まだ19歳の成長期なんで、黙っていても成長で球が速くなるんでいいですよね」
――鈴木遼太郎投手は、ケガしちゃったんですね。
「ええ、手術しない温存療法でした。練習できないのはつらかったと思います。でも宮崎のフェニックスで投げましたから大丈夫です」
――もう、来年のルーキーが入ってきますね。
「金足農業の吉田(輝星投手=2018年ドラフト1位)は、あんな球を投げられるのはすごい。コーナーを突いて投げられれば活躍すると思います。ファンクラブの会員が、300人増えたんですけど、みんな秋田の人なんですよ。すごい人気ですね」
――親父さんは康平くんには翠嵐に来てほしかったみたいですね。
返信削除「翠嵐でも湘南でも、通学の時間的には同じだったんですけど、最終的には父が湘南を勧めてくれました」
――東大時代とプロだと、やはりバックが違うよね。
「バックの守りはすごいです。東大では、4-6-3(二ゴロを→遊撃手→一塁手と転送)とか、5-4-3(三ゴロを二塁手→一塁手と転送)のダブルプレーはできなかったから。6-4-3(遊ゴロを二塁手→一塁手と転送)しかなかった」
――東大の70代キャプテンの町永くんが言っていましたが、康平くんの時代は140㌔投手がいたことで、東大打線もレベルが上がったって。
「僕はあんまり東大の練習で、打者には投げてませんよ(笑)」
――LINEのアイコンが「ポケット六法」なんですね。
「ウケるんですよ。これだと(笑)」
――今年は初勝利挙げてね。(夏の一軍デビュー戦でけがした)股関節はどう?
「もう大丈夫です。頑張ります」
あっと言う間に1時間経っていました。
康平くんから逆に興味津々の様子で僕の仕事のことを聞いてくることもあって、知的好奇心の強さを感じました。東大同期の仲間の話も聞くと楽しいそうです。
康平くんは今年24歳の年男。冷静な猪突に期待しましょう。
「良いニュースと悪いニュースがあります」
返信削除パパ台に康平くんからメールが入りました。
「アリゾナ行きですが、インフルになりました」
良い方のニュースは、一軍キャンプメンバーに入ったとのことです!
投手24人に入りました。おめでとう!!
2年目の同期7人からは、ドラ1の清宮とドラ2の西村と康平くんで3人が選ばれました。
吉村GMは「ここまで状態が凄くいいということ」と説明しているそうです。オリックスから移籍した金子千尋投手とか、大先輩たちからしっかり学んできてください。
で、悪い方のニュースですが、インフルでいま、寮で隔離されているそうです。でも、キャンプインは2月1日だからまだまだ先です。うちのせがれも3日目に熱下がりました。心配ありません。
それにしても、メールのひょうきんな感じがいいですね。熱に浮かされながら書いたんでしょうけど。(丸山)
日刊スポーツのサイトに、康平くん回復を伝える記事がありました。
返信削除以下に概要。
インフルエンザで療養中だった日本ハム宮台康平投手(23)が21日、約1週間ぶりに自主トレを再開した。2軍施設の千葉・鎌ケ谷でグラウンド内をジョギングした後、室内練習場で軽く体を動かした。入団2年目で初のアリゾナ1軍キャンプメンバー入りが決まっており、今月28日には渡米。今後は自己管理を徹底してキャンプインに備える。
東大出身左腕も、流行中のウイルスには勝てなかった。「みんな、冷たいっすよ。『近寄るな』みたいな感じで」と、ここ数日続いた周囲からの“ばい菌扱い”を明かしたが、「思ったほど(状態は)落ちてなかった。休んでいた分をしっかり取り戻して、キャンプではいいアピールをしたい」と、ほっとした表情だ。
16日にインフルエンザ感染が確認されてからは拡散を防ぐべく、寮内でほぼ監禁状態だった。隣接する球場内の食堂から食事を運んでもらったり、夜にひっそりとシャワーを浴びたり…。隣部屋は2年目の清宮、さらにその隣はルーキー吉田輝の部屋と注目選手が並ぶだけに、とにかく“隠密行動”で、他の選手へ感染しないよう努めた。幸い熱は37度5分ほどで「そこまで、ひどくなかった」。おかゆ中心の食事だったが、体重1キロ減ほどで済んだ。
2年目で初のアリゾナ1軍キャンプスタートは、ベッドの中で知った。「うれしかったけど、もどかしい気持ちが強かった。インフルエンザになるっていうことは、自己管理ができていないっていうことですから」と猛省した。
アリゾナ行きの切符は、開幕1軍へ首脳陣の期待の表れでもある。「まずは体力や投球の感覚を取り戻すことが大事になる」。出発まで、ちょうど1週間。体調管理に気を配りながら、ピッチを上げていく。【中島宙恵】
無事にアリゾナ・スコッツデールに到着しました。29日夜と30日朝のNHKニュースで、日ハムを代表して康平くんのインタビューが流れたのを見た人も多かったと思います。
返信削除パパ台もさぞ、お喜びだろうとお祝いメールしたら、怒りの返信が来ました。
サンスポの記事で、康平くんが「I’m very excited」と流暢な英語で答えたことを紹介したんですが、それに続けて余計な一文。
「父・忠さんは高校の英語講師を務めており、自身も英語は苦手ではない」
これにはパパ台もおかんむりです。
「私、講師ではなく教師ですがね(笑)。講師と教師では違うのですが。まあいっか」
松陽高校で総括教諭という重職を務め、いまは進路指導主任として受験指導に当たっているパパ台に対して、あまりにも失礼です。必要もないところに引っ張り出されて、間違われて。。。有名税でしょうか。(丸山)
本日、スポーツ紙を手にされた同期の皆さんは、一斉に康平くんの記事を見て「ほほう」と思ったことでしょう。日ハムのアリゾナ一軍キャンプで2年目をスタートした康平くんが、打者相手に投げるフリーバッティングに臨みました。
返信削除相手は、横浜高卒の浅間外野手。高校時代に康平くんの1期下で、練習試合では対戦したことがあります。当時は康平くんが死球を与えたそうですが((笑))。
康平くんは15球を投げて、安打性の打球はゼロ。全部球種を伝えてからの投球だったのに、一軍経験豊富な浅間でも、打てなかったそうです。康平くんは、記者に囲まれて「皆さんほしいのは自己採点すか? そうすね。80点です」と答えたそうです。
各社が取り囲むくらい、すごい投球だったのでしょう。同時にフリーバッティングを斎藤佑樹が清宮幸太郎相手にやったんですが、ホームランを打たれたそうです。。。
「スポーツ各紙が康平くんを報じている」とパパ台にメールで伝えて、昼からの会議に出ていると、パパ台から携帯に着信あり。ちょっと外せる雰囲気でもなかったので、放置しておくと、さらに2度目のコール。「ははあ、今日もサンスポに、『お父さんは英語講師』と書かれたので怒ってるな」と思いながらも、こちらも会議を外せなくて放置しました。パパ台は正規採用された英語教師で、しかも「総括教諭」という教頭に準じたお立場です。会議が終わってパパ台に返電しました。「今朝のスポーツ紙のこと?」と聞くと、「そうそう。悪いなあ」とパパ台。サンスポに抗議してくれと言うのかなと思ったら、パパ台いわく。「今日さあ、北海道のスポニチで康平が1面らしいんだよ。手に入らないかなあ」
新聞は地域によって作り変えることはあるので、僕も「おおそうか。わかった。お安い御用」と請け合いました。札幌の配下の者に「スポニチ1面に宮台投手。2部送れ」と指令しました。ところが、札幌から「いまコンビニにいます。スポニチの1面、巨人の丸なんですけど。これでいいんすか」と打ち返してきました。「え、違う。ほかの新聞も見てくれ」と頼むと、「道新スポーツの1面が宮台くんです。これですか?」と返答。「おお、それだ。送ってくれ」と頼みました。パパ台の情報がちょっと違っていました。
「道新スポーツ」は、サンスポの提携紙で、道内で標題だけ変えて同じ記事を配っている新聞です。相変わらずパパ台を「英語講師」と表記していました。また、パパ台が怒るなあと思いながらも、とりあえず新聞を取り寄せたのでした。(丸山)
順調な調整ぶりです。アリゾナキャンプ9日の紅白戦で、康平くんが白組2番手として3回からマウンドに立ちました。一軍スタメンが予想される打線を相手に、2イニング被安打1、四球1、無失点の内容でした。
返信削除先頭の西川を空三振、2人目の大田泰示を右飛で簡単に二死。続く台湾の4割打者、王をフルカウントから歩かせてしまいました。4番の清宮には、バットをへし折った142㌔をセンター前にポトリと落とされて悔しい被安打。しかし、失点はありませんでした。4回は浅間、平沼、石川亮という準レギュラーの3人を凡退させました。
康平くんは「ヒットを打たれてしまったので悔しいです」と話すも、「ゼロで終われたのでホッとしました。食らいついていく気持ちで、やっていきたいです」と、手ごたえを感じていたようです。
この日のマウンドは、紅組が上原(左2015ドラ1=明治)、玉井(右2016ドラ8)、堀(左2016ドラ1)。白組が西村(右2017ドラ2)、宮台(左2017ドラ7)、井口(右2016ドラ3)。今季の1軍定着が期待される投手陣に、康平くんが組み込まれているのがわかります。
打線がまだ調整不足で、6投手全員無失点でしたが。
パパ台監督は「明日は久しぶりにスポーツ新聞、漁ります」とご満悦でした。(丸山)
16日に沖縄のキャンプで紅白戦に臨みました。康平くんは6回から2イニングを投げて、被安打1、四球1、奪三振3で無失点でした。特に6回は一死1,2塁のピンチを連続三振で切り抜けました。打たれたのもポテンヒットだったようです。
返信削除清宮もセカンドゴロに討ち取って、アリゾナの借りを返しました。「ボール先行が多かったので、ストライク先行でいきたい」と反省も忘れません。いよいよ、栗山監督も一軍の戦力として計算できるようになりましたね。2イニングを投げた投手は、康平くんも含めて白組では2人だけです。
この日は、ルーキーの吉田(金足農)と柿木(大阪桐蔭)が、昨夏の甲子園決勝を再現したことで、スポーツニュースもそれ一色でした。翌朝、パパ台監督はコンビニにスポーツ紙を漁りに行きましたが、G1レースに女性騎手が初騎乗とあって、「1面が菜七子に占領されてる」と肩を落としたのでした。残念(笑)。
日ハムファンが、おったまげました。19日に球団が発表したところでは、入団6年目の白村明弘投手(27)が、打者に転向するというのです。
返信削除白村投手は慶応大から2013年ドラ6入団。150㌔を超える右腕で、1年目から中継ぎで活躍してきました。2年目にも50試合に登板しています。確かに、昨年は3試合しか投げていませんでしたが、力のある投手でした。16日の紅白戦でも、康平くんの白組で1イニング投げて無失点に抑えています。
それが、栗山監督と吉村GMに昨日口説かれて、野手転向を決めたというのです。もともと打撃センスがあったようで、栗山監督は前から考えていたそうです。でも5年もたってからとはねぇ。
パパ台が思わず、康平くんに「びっくり!」とメールしたところ、返信には「そうなんですよね。明日は我が身」とあったそうです。これにパパ台からは、「周りの期待なんぞに応えるな」と送ると、「なるほど。ありがとう」と返って来たそうな。
そうです。期待は周りが勝手にするものだから、康平くんはマイペースでやってください。
パパ台監督は、「だって、(白村投手)150㌔を投げるんだよ! やはり野球を職業にするって厳しいのね」とつぶやいておりました。(丸山)
19日の沖縄ブルペンで、豪華な場面がありました。昨夏の甲子園決勝を投げ合った、吉田輝星(金足農)と柿木蓮(大阪桐蔭)の間に割って入った康平先輩。神奈川県ベスト8の意地で、びゅんびゅん投げ込みました。YOUTUBEで見られます。
返信削除https://www.youtube.com/watch?v=QPJaIvhpvfM
対外試合でも、安定の投球ぶりでした。
返信削除キャンプ最終日の23日は広島相手の練習試合。康平くんは8回にリリーフで登板。セリーグの覇者相手に、1ゴロ、2ゴロ、左前安打、3邪飛で無失点でした。
この日は、先発・有原→バーべイド→ハンコック→宮台→玉井という、本シーズン並みの継投にしっかり収まり、結果を出しました。チームも9-5で快勝です。
サンスポによると、テンポよく切れのあるスライダーを投げ込み「しっかりと投げられた。これを継続したい」とうなずいていたとのことです。左打者の3人を打ち取ってサウスポーの役割を果たしました。2年目のキャンプを1軍でフルに過ごしたことには、「高いレベルを経験できたのは大きい」と収穫を口にしていたそうです。
で、実は試合前にパパ台に連絡がありまして、明日から一旦、二軍に戻るそうです。パパ台によると、いま、一軍に帯同している投手が多すぎるので、野手と入れ替えるためのようです。オープン戦の途中で、また上がってくれるといいですね。(丸山)
康平くんの次回の登板情報が入りました。
返信削除3/7(木)の教育リーグ(二軍のオープン戦)、横浜ベイスターズ戦です。
ベイスターズ球場(横須賀市長浦1-1555-1)で12:30試合開始。
横須賀線田浦駅から徒歩20分。京急安針塚駅から徒歩15分。
平日の昼間なので、勤め人には無理ですかね。(丸山)
上記のベイスターズ戦は雨天で流れましたが、次は3/10の教育リーグ、スワローズ戦になりました。1230から、鎌ヶ谷球場です。同期暇人を代表して、行ってまいります。(丸山)
返信削除一軍を手繰り寄せるマウンドさばきでした。
返信削除3/10の鎌ヶ谷スタジアムでの教育リーグ(二軍のオープン戦)に、康平くんが投げると聞いて、日ハムファンの栃木のK嶋くんと応援に行ってきました。事前に登板がわかって、しかも日曜日というのはレアな機会です。労を惜しむ我々ではありません。
試合前。寮とグラウンドを結ぶ球場脇の通路に、ファンが色紙を持って待ち構えています。ユニフォーム姿の康平くんがやってきました。思わず、「康平くん、頑張ってな」と声をかけましたが、人垣の中にいるおっさんには気付かないまま、「はい、ありがとうございます」と答えて行ってしまいました。お正月に結構話したんですけどね。山ほど受けた取材の一つだから覚えちゃいないか。
対戦相手はヤクルト。K嶋くんとネット裏に陣取りました。ファンクラブ料金で1000円です。ハムの先発はヤクルトから去年移籍してきた杉浦でした。一方、ヤクルトは大ベテランの石川。カツオの愛称で知られる通算163勝の左腕です。身長は私とほぼ同じ。
「ヤクルトは背番号の若い選手が多いな」とK嶋くんがつぶやきます。ハムはルーキーが2人入って若手中心ですが、ヤクルトはベテランぞろい。本来一軍の選手が目立ちました。(続く)
試合は日ハムが、石川を打ちあぐねて、5回まで無安打無失点。石川はさほど球速はないのに、変化球のキレが見事で、三振の山を築きました。5回でなんと8奪三振。ハムの若手がまさに手玉に取られました。康平くんにも、参考になるピッチングだったのでは。
返信削除一方、日ハムの投手陣はピリッとしません。先発杉浦は2回被安打3で2失点。2番手井口が1回被安打3で2失点。3番手中村が2回被安打2、4番手立田が1回被安打1。
5回に康平くんがブルペンから出てきてダッシュを始めたので、我々2人も背番号52を羽織って、臨戦態勢に入りました。ブルペンを覗くと、ものすごく大きな捕球音がして、プロの迫力を感じます。こんな場面まで見えるのが、二軍球場のいいところです。
6回表を終わって、0-4の劣勢でした。6回裏。ヤクルトの石川が交代して、やっとハムに内野安打が1本出ました。康平くんの同期、難波くんがショートの深い所に放った打球。快速が生かせました。「よし、お姉さん、ビール」と勢い付いて、売り子さんに注いでもらっていると、1番打者のルーキー・万波中正(横浜高)が二ゴロの併殺打。「あれ、ビール頼んだら、ゲッツーになっちゃった」と言うと、お姉さんが「そんな言い方ないでしょう」と抗議してきてK嶋くんが爆笑しました。(続く)
そして、7回表。宮台康平くん登場。「みやだ~い」と声援が飛びます。捕手はルーキーの田宮(成田高)。まだ18歳で本来なら高校生です。先頭打者は、この回から入ったルーキー中山。履正社→法政大学の巨漢スラッガーです。「法政には滅法相性がいいからな」と軽口をたたいていましたが、実は康平くんは、あの東大が15年ぶりの勝ち点を奪った試合で、中山から最終回に1発被弾しています。
返信削除初球は141㌔の直球でボール。2球目は同じく141㌔を空振りさせてストライク。3球目は変化球をファウルさせて追い込みました。4球目はインコースにワンバウンドになるボールを空振りさせて三振。よく田宮捕手がキャッチしました。
続いて、大村は三塁ライナーで二死。3人目は一軍経験豊富な田代。最速143㌔の直球と125㌔の変化球(チェンジアップ?)を混ぜて、2-2に追い込みましたが、5球目で打ち取った打球が田宮の前に転がって不運な内野安打となりました。
しかし、走者を出しても動じません。代打山川に右飛を打たせて、万波ががっちり掴みました。(続く)
続く8回も康平くん続投。もともと2イニングと聞いていました。どうやら、先発候補には2回を投げさせているようです。
返信削除先頭内山は3球目で遊ゴロに仕留めましたが、同期の難波くんがはじいてエラー。無死1塁となりました。続く打者は、今オフに電撃トレードでハムからヤクルトに移った太田賢吾。康平くんも鎌ヶ谷で一緒だった先輩です。バットを寝かせる先輩にクイックで投げました。バントは康平くんの前に転がって、無理せず1塁で刺しました。一死2塁。打順は1番に戻って左の藤井。初めて3ボールまで行きましたが、2ゴロに討ち取って二死3塁。
ここで失点するかどうかで、評価は大きく変わります。祈るような気持ちで、打席にベテラン川端を迎えます。しかし、いきなり高~い内野フライを打ち上げて、エラーの難波くんがしっかりキャッチしました。3塁走者残塁。25球のマウンドは、無四球でヒット性の当たりは皆無の、安定感のある投球でした。康平くんもホッとした様子でベンチに戻りました。
「今日投げたハムのピッチャーで1番良かったな」とK嶋くん。全く同感です。
試合は9回に投げた高山が1点失って、0-5で敗れました。しかし、康平くんの投球は荒木大輔監督の心をつかんだはずです。栗山監督に「宮台、使えます」と連絡が行ったことでしょう。スポーツ紙によると、康平くんは「真っすぐで差し込めたのはよかった。継続していきたいです」と話していたそうです。
K嶋くんと、鎌ヶ谷駅前の庄やで反省会をしていると、隣席から「宮台は今年、使えそうだな」というファンの会話が聞こえてきました。ファンの心も掴みました。(丸山)