2017年4月8日土曜日

さあ、4年春。悲願の勝ち点へ挑む

東大エース・宮台康平くんの4年春のリーグ戦が始まりました。神宮球場のネット裏から、パパ台解説付きでお送りします。オープン戦では社会人の明治安田生命を完封する金星を挙げた康平くん。2002年秋(立教戦)以来の1カード2勝、勝ち点奪取が射程内にあります。

27 件のコメント:

  1. 雨の神宮、悪夢の5回裏(上)2017年4月8日 19:17

    うーむ。あの回さえなければ...。惜しまれてなりません。4月8日の春季リーグ開幕戦は明治に2-6で敗れました。
    春秋連覇の明治。戦前予想では、法政とともに一歩抜きんでているとの戦力評です。エース左腕の斎藤大将は桐蔭学園出身。高校時代は桐光学園の松井裕樹(楽天)に敵いませんでしたが、大学では1年生から出ている逸材で、昨年の大学日本代表では康平くんとチームメートでした。パパ台は「ああ、また胃の痛い季節が来てしまった」と頭を抱えます。
    12時の試合開始には雨もやんで、先攻は東大。初回は斎藤の前にあっさり3者凡退でした。ブレーキの利く縦のスライダーに翻弄されます。
    その裏の康平くんのマウンド。先頭打者は左飛。2番打者を歩かせましたが、3番打者を遊ゴロ併殺に仕留めて3人で終わらせました。直球は146㌔が出ていて復調ぶりが窺えます。2回のピッチングは一死から5番打者に2塁打を浴び、さらにワイルドピッチで3塁に進まれますが、後続を三振と1塁邪飛に片づけました。特に三振の場面では初球に108㌔の変化球で空振りを取って、最後も127㌔の変化球を振らせました。「ツーシームだな」とパパ台。直球を生かす緩急あるピッチングに満足そうです。(続く)

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  2. 雨の神宮、悪夢の5回裏(中)2017年4月8日 19:18

    3回のマウンドもピンチに立ちました。投手・斎藤に1塁右を抜かれて2塁打とされます。遊ゴロの間に一死3塁とされ、続く打者はレフトフライ。パパ台は「よし、浅いな」とつぶやきました。3塁走者はタッチアップできず釘付けです。続く3番打者にはストレートの四球。「ノーストライク3ボールならこれでもいい」とパパ台。二死1、3塁で4番打者を迎えます。1ストライク1ボールで、1塁に鋭い牽制球を投じると、油断していた走者はタッチアウト。見事にピンチを脱しました。パパ台は「これがあいつのずるいとこ」と、してやったりの顔です。明治の善波監督、アウトになった3番打者を即交代させました。おそろしや。パパ台は「集中力、欠いてたからね」と監督の顔で語ります。
    4回の康平くんは会心のマウンド。明治の4番から6番をわずか6球で片づけます。パパ台は「球の上下の幅が狭くなってきた」と言いながら、両手で上下に20㌢くらいの幅を作って見せました。「球数少なくていいぞ」と安堵の顔を見せています。
    東大の攻撃は5回までノーヒット。死球で2人出ただけでした。打順は7番の康平くんに回りましたが、明治の斎藤はすごい球を投げ込んできます。「絶対打たせないって投げ方だよな」とパパ台。康平くんは内野フライを打ち上げます。ところが、これを2塁手渋谷がまさかの落球。康平くんは東大3人目の走者となりました。一死1塁でしたが、後続2人は連続三振に倒れて、5回表が終わります。(続く)

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  3. 雨の神宮、悪夢の5回裏(下)2017年4月8日 19:19

    運命の5回裏。先頭の7番打者は初球を3塁ゴロ。続く8番打者は2球目を遊ゴロ。3球で二死として、パパ台が「球がいいところに入ってきてる」と目を細めます。迎えた打者は投手斎藤。さすがに投手心理を知っていて、よく球を見てきて四球を選びました。ここで康平くんに何が起きたのか。1番打者に戻って、高めの球を捕手が後逸して走者2塁。結局7球投げて四球で1,2塁。次の2番打者には初球をぶつけて満塁に。ここで迎えた3番打者は、5回表に康平くんの打球を落とした2塁手渋谷。「エラーを取り返そうとしてるよ」とパパ台が打者心理を読みます。康平くんも、ここが正念場と直球勝負に出ます。3塁走者がいて、1バウンドしやすい変化球は投げにくいのでしょう。2球外れてボールの後、144㌔でストライク。次も144㌔でしたがボール。次は143㌔でストライク。フルカウントになりました。渋谷は1度も振りません。康平くんが勝負で投げ込んだのはこの日最速の146㌔。これが外れて無情のフォアボール!。「あー」とパパ台が天を仰ぎました。押し出しで斎藤がホームを踏みました。なおも二死満塁で4番逢沢。これがセンター左にはじき返して、2人生還。逢沢も送球間に2塁へ進んで二死2,3塁。さらに5番にも遊撃手の頭上を抜かれてさらに2点。0-5とされました。ここで東大の浜田監督は投手交代を告げました。4回3分の2、88球で被安打4自責点5奪三振1でした。四死球7が痛かった。明治安田生命は抑えたのに、明治大学は抑えきれず…。
    康平くんが退いた6回表、東大は先頭の1番宇佐美から怒涛の4連打で2点を返し、明治の斎藤を降板させました。しかし、選手層の厚い明治は錚々たる選手を繰り出してきて、パパ台は「横浜高校の渡辺監督の孫だよ」「甲子園優勝した前橋育英の主将だよ」とか囁いてきます。東大も2番手右腕の2年生濱崎がよく投げて最少失点にとどめ、2-6で試合を終えました。
    「明治の斎藤を引きずりおろしたんだから、自信になったでしょう」とパパ台。東大も堂々と覇者明治と渡り合っていました。次こそ頑張れ。康平くん!!(丸山)

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  4. 「ふがいない。リベンジしたい」2017年4月9日 9:43

    8日の敗戦。康平くんの談話が各紙に載りました。「最後まで修正が利かなかった。ふがいない」「悔しい。もっと良い球が投げられたと思う。力を出し切れなかった」「今日は自滅。申し訳ない」。反省の言葉が口をついて出たようです。
    新しい投げ方については、「フォームが変われば全部違う。コントロールの付け方も違う」「最初は戸惑いもあったけど信じてやるしかない。結果を出して、やってきたことが正しかったと証明したい」。しかし、肩の調子は大丈夫そうで、「明日負けたら終わり。いけと言われたらいきます」「球数も88球と多くないし、リベンジしたい」と明治戦での連投リベンジも口にしています。9日は恵みの雨でした。休養して明日、また行きましょう。(日刊スポーツ、スポニチ、報知、朝日、読売の各紙から)

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    1. 2戦目は大敗。康平登板せず2017年4月10日 20:53

      9日の朝は土砂降りだったので、中止だと独り合点して上の原稿を書きましたが、何と2戦目を強行したんですね。接戦なら康平くんの登板もあったのでしょうが、先発左腕の小林大雅(2年、翠嵐卒)が打ち込まれ、3回を終わって0-13。そのまま終わりました...。(丸山)

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  5. 日米14球団からスカウト30人!2017年4月9日 9:44

    ところで、昨日の神宮には、とんでもない数のスカウトがいたようです。全部が全部、康平くん目当てかわかりませんが、報知やスポニチによると、日米14球団から30人。
    ▽日本ハム・山田スカウト顧問 (ドラフト1位の)12人に入ってくる。
    ▽日本ハム・大渕スカウトディレクター まだ(フォームは)探り探りのように見える。今後、どうやって頭のイメージと合わせていくのか、どのように成長するのか見届けたい。
    ▽ソフトバンク小川編成・育成部長 フォームを変えてまだ道半ば。結果うんぬんでなく、しっかり投げられたのを見られて良かった。
    ▽広島苑田スカウト統括部長 肩に負担のかからないバランスのいいフォームになった。こわごわと投げている感じもなかった。
    ▽巨人・鹿取GM特別補佐 いいボールもあった。これから状態も上がってくるのでは。
    ▽ヤクルト・小川淳司SD ちゃんと投げられるという確認ができた。今日で評価が左右▽中日中田スカウト部長 球に角度が出たし、時折ビシッとした真っすぐがきた。あとはこのフォームでどれだけ上昇できるか。センスや精神面にはすばらしいものを感じる。あとは体力面。1年間、ケガなくやれるかどうかですね。
    ▽アストロズ・大慈弥スカウト 左腕では素材としてナンバーワン。
    されることはない。
    (日刊スポーツ、スポニチ、報知、朝日の各紙から)

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  6. 15日は慶応戦。何とか1勝目を2017年4月14日 0:25

    去年は東大が1度も勝てなかった相手です。仕方がありません。エースだった加藤拓也は広島カープにドラ1で入って、今月の初登板はヤクルト相手に9回1アウトまでノーヒットノーランだったくらいですから。そんな剛腕の去った今年は、東大にもチャンスがあります。
    康平くんは先週の明治戦で球数88球と少なく、肩はまだ余力があります。心配された新チームの守備もショートの山田主将を要になかなかの堅さ。バットでも先週、明治のエース斎藤を打ち崩した上位打線は頼みになります。成長株の2年生投手濱崎くんも、康平くんの後に控えています。
    慶応の戦力は3番のスラッガー柳町が要注意。去年の夏の甲子園で準優勝した北海高校の岡田准一に似たエース大西健斗くんが顔を見せるかも注目しましょう。
    11時試合開始予定、3塁側です。書いてる僕も、康平くんがいなければ1塁側で「若き血」歌ってるところですが、今年は封印します。(丸山)

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  7. 「相性悪すぎ」。陸の王者に屈す(上)2017年4月15日 22:54

    あまり長く書ける試合ではありませんでした。2回で降板してしまったもので…。
    試合前、両軍でグラウンドに真っ先に顔を出したのは康平くんでした。天気は快晴。気合いが横溢しているのがわかります。遠投の練習を繰り返し、指のかかりを確認していました。バックネット裏の3塁寄りにはパパ台、丸山のほかに、下野からK嶋、三島からT樫が遠路はるばるやってきて陣取りました。
    慶応のスタメンが発表されて、パパ台が「ウソだろう」と声を上げました。投手が新1年生の関根(都立城東高)だったのです。「よっぽどいいんだな」とプロ指導者らしい分析。
    先攻は東大。パパ台は慶応のブルペンを指さして、「2人投げてるね。初回からやらせてるのは、先発に不安があるってないってことだよ」と囁きました。読み通り、2番打者の主将山田が、関根からきれいにセンター前ヒットを放ちましたが、あとは3人内野ゴロで無得点。康平くんのマウンドになりました。
    初球ストライクは130㌔台。その後続けて低めにボール球が行って、フルカウントの末に四球。続いて2番打者には144㌔のストレートも投じて、見逃しの三振に打ち取りました。そして、迎えた3番柳町。守備位置の浅かった中堅手が大飛球に頭を越されて3塁打とされました。「真正面からのフライを追いながら下がるのは、落下点がわかりにくいんだよ」とパパ台がかばいます。1走生還で1失点。さらに、4番岩見。187㌢107㌔の巨漢が2球目を振りぬくと快音一発。その瞬間、「あー」と4人で声を上げました。強風にレフトスタンド中段まで運ばれて2ランホーマー。1塁側は応援歌「若き血」で乱舞しています。0-3。
    「本当か知らないけど、慶応の練習場近くに幼稚園があって、岩見は打球が届いちゃうから、彼の打撃練習は園児のいない早朝限定なんだって」とパパ台が語ります。康平くんは建て直そうとしますが、続く5番は討ち取った打球を3塁手がトンネルして波に乗れません。それでも2塁ゴロを二つ打たせて攻守交替。打順を8番まで回されました。(続く)

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  8. 「相性悪すぎ」。陸の王者に屈す(下)2017年4月15日 22:59

    2回の攻撃は死球の走者を置いて康平くんに打順が回りましたが、2塁ゴロで4-6-3の併殺。せわしなくその裏のマウンドに向かいます。先頭打者は投手の関根。大学初打席でしたが、ボール球が3球続いて1球ストライクの後、またも外れて四球。「もったいないね」とパパ台の顔を見ると渋い顔です。指がひっかかりすぎるのか、低めにゾーンを外れるワンバウンドが多く、捕手が苦労します。こうなると慶応も振らずに見極めてきます。続く打者2人は1球も振らずに四球で無死満塁。3者連続四球で浜田監督がマウンドへ向かいます。「え、交代!」。パパ台の声に、ブルペンを見ると、背番号16の右腕濱崎がマウンドに向かっています。ガーン。まさかの降板。1回と3分の0。被安打2、四球5、三振1。
    「申し訳ない!」。パパ台が遠来のT樫とK嶋に謝ります。2人も唖然として言葉を失っていました。思えば、先週の明治戦も投手への四球から崩れました。これが鬼門というものか。無死満塁でマウンドを任された濱崎は3人の走者を返されて2回を終わって0-6の大差が付けられました。「追試受けてるよ」と、パパ台の声に東大ブルペンを見ると、降板した康平くんが投球練習をしています。「明日また投げさせるのかもな…」。
    しかし、東大も終わってみれば慶応の7安打を上回る9安打を放って9回までに5点を返しました。リリーフ陣も頑張って、3回以降は3失点。康平くんに刺激されて、ほかのピッチャーも育っています。「あの2回までの失点を消したい」とパパ台がうめいて、この日は終戦となりました。5-9。負け投手宮台。思えば、昨春は法政と立教から勝ち星を稼ぎ、早明には8回まで無失点の投球がありましたが、慶応には大敗でした。「ホント、慶応には相性悪いな」。パパ台のつぶやきを聞きながら、居酒屋での反省会に向かいました。(丸山)

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  9. 慶応戦・余談2017年4月15日 23:23

    観戦中、T樫くんが「やっぱり50歳の美女軍団が応援に来てないと、康平くん勝てないんじゃないの」と言っていましたが、球場には該当者がちゃんと来ていました。
    「(第2試合の)法政応援の前に、12時まで東大の応援をしています」。
    メールは水泳部のY田あやさんからでした。現在、法政高校の先生をしていて、応援の引率に来ていたそうです。「カメラマンの横、学生応援席の近くにいました。今シーズン、何とか勝ち点を上げてほしいですね!」とのことです。
    また、慶応側応援席には、M川彰子さんがいたそうな。9時半には神宮で、東大野球部の入り待ちをしていたんですと。
    「康平くんの後ろ姿しか撮れなかったわ。恥ずかしがり屋のおばさんは回り込めなかった! 今日は私、1塁で若き血を歌います」。
    息子さんが日吉に在学中のようです。今日は思う存分、歌えたことでしょう。(丸山)

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  10. お詫び やけ酒飲みながらです2017年4月15日 23:24

    本日はお疲れ様でした。はるばる栃木と静岡からもご観戦いただきました。まことにあいスイマセン。…息子は大学野球において最短の2回途中での降板でした。
    やはり鬼門の慶應戦。ブログの主に気を遣っているのか? はたまた私が2浪しても入れなかった学校に、知らぬ間に親の呪い(怨み)があるのか? それとも「支店長」が呟いていた「やっぱ、キレイどころの翠嵐淑女が応援に来ないとな~」に関係するのか? 勝てない真相はいかに… わかりません。
    散り去る「桜の花びら」のごとく12年ぶりの「勝ち点奪取」は儚き夢になってしまうのか…
    目を神奈川の高校野球春季県大会に転ずれば、同日行われた、我が三男の所属する高校、ならびに私の所属する高校、ともにサヨナラ負け。加えて母校、翠嵐も敗退となりました。結論は…今日は「宮台」の日、ではなかった。くやしか~ (パパ台)

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  11. 「切り替えたい」と康平くん2017年4月16日 10:27

    15日の慶応戦を終えた康平くんのコメントです。
    「申し訳ない。自分で(勝負を)決められるわけじゃない。少しでも力になれれば、と切りかえてやるしかない」(日刊スポーツ)
    「帰ってビデオを見てフォームを確認します。僕は1イニングでも長く投げて勝利に貢献することですから」(スポニチ)
    浜田監督は「成果を当たり前に出すプレッシャーや焦りがあるのかもしれない」と話していたそうです(サンスポ)。
    それでも広島カープの苑田スカウト統括部長は「変えたフォームはいいと思うが、今日は前に突っ込んでいた。魅力は変わらないので今後も見続ける」(日刊スポーツ)と高評価を変えませんでした。焦るな、康平くん。(丸山)

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  12. K嶋(下野市)2017年4月16日 11:53

    おつかれさまでした。
    昨日は、本当に調子が悪かったようですが、捲土重来(というほどではないか?)、今後の康平選手の活躍と東大の勝ち点getを期待します。 また応援行きます。またよろしく!
    PS 栃木も遠そうですが、神宮まで一時間半。それほど遠くもないです。

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  13. 初の連投で「追試」は合格2017年4月16日 21:44

    昨日の降板後の練習ぶりからも、康平くんは連投するだろうと慶応2回戦に足を運んでみました。期待通り、登板しましたよ。初めての連投は、5回3分の2を1失点に抑えて、ようやく本来に近いピッチングが帰ってきました。
    先発は翠嵐卒2年目左腕の小林。初回は3者凡退で2三振を奪う好発進でした。しかし、2回、昨日も左翼席の上の方に大ホームランを放った巨漢、岩見(比叡山)に今度はバックスクリーン越えの超特大弾を食らいます。その後も連続ヒットに押し出し四球でこの回2点を失います。3回には四球二つの後に捕手の郡司(仙台育英)から手痛い3ランを打たれて、5-0。小林はこの回まででした。4回表にはリリーフ陣が四球を重ねて満塁一掃2塁打を浴びるなど、早くも10-0に。勝敗が見えたところで、浜田監督は康平くんをマウンドに送りました。インターネット観戦のパパ台からは、「敗戦処理として頑張ってほしいね」とメール着信。
    やはり、他の投手とは球速が10㌔以上違います。1死2塁で引き継いだマウンド。3ゴロと三振ですぐ終わらせました。5回以降も、四球は混ざるものの、143~145㌔の直球に120㌔台の変化球を散りばめてピンチをクリア。味方のエラーや、エラーっぽいヒットを打たれても淡々と投げ続け、9回まで100球を投げ切りました。被安打4でしたが、うち2本はエラーみたいなヒットでした。奪三振が3しかなかったのと四死球が7つもあったのは課題です。試合は11-2で敗れましたが、「追試」はまあ及第点。調子が少し戻ってきました。
    2週間あくので、また肩を磨いて早稲田を倒してください。次は勝利の女神、M川さんが、ネット裏観戦を志願してます。ママ友引き連れて。(丸山)

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  14. 「プロ一本に絞る」。就活封印を宣言2017年4月23日 11:32

    20日のスポーツ報知に、上記の内容の記事が載りました。
    昨年暮れにプロ志望を言明したものの、正月の里帰りには「四季報」持ってきて就職活動を並行する構えだったことは当欄既報の通り。ですが、報知によると、今月上旬に退路を断つことを決断したそうです。「並行しながらできる余裕はない。まずは野球。就活しないで正真正銘、プロ一本です」とプロ入りへ一直線に突き進む決意を明かしたそうです。
    http://www.hochi.co.jp/baseball/ama/20170420-OHT1T50008.html
    いつもだとパパ台は「聞いてないよ~」でしたが、これは聞いていました。
    もしものときは、5年生まで在学の覚悟もあるようですが、ドラフト後でも、「宮台康平」からエントリーシートが来て、ソデにする会社はこの世にないと思われます。(丸山)

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  15. 29日は第2試合1塁側。日陰あります2017年4月28日 17:32

    大型連休が始まりますね。29日は早稲田戦です。昨年春に康平くんが、9回1失点13奪三振の快投で一気に評価を高めた相手。相性がいい上に、2週前の慶応2回戦で調子を上げてきたところだけに、期待できますよ。打線もなかなか頑張ってます。山田、田口、楠田の4年生トリオはバットが振れています。
    神宮は第2試合で1塁側。割と日陰になるので女性も観戦のチャンスです。13時過ぎに試合開始ですから、昼ご飯を食べてゆっくり来てください。特別内野席のバックネット裏1塁寄りに、知った顔を見つけてください。(丸山)

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  16. 制球力が戻らない。早稲田に屈す(上)2017年4月29日 22:59

    試合開始前、パパ台が「早稲田は1年生が投げるかもしれない」とつぶやきました。2週前の慶応でも「都立の星」と呼ばれる新人投手にやられたばかりです。やはり1年生左腕、早川(木更津総合)が出てきました。「プロ志望届出してれば、ドラフトかかったかもしれない子なんだ」とパパ台が不気味な一言を漏らします。
    1回表、康平くんは143㌔の直球から入りました。1球ファールされたものの四球。140㌔台の直球が低めに外れました。2番打者は送りバント成功。3番打者は2球目を右前安打、焦った右翼手が捕球できずに2走の生還を許しました。1ヒット1エラーで試合開始5分たたずに1失点。「自責点じゃないけどな」とパパ台も悔しそうです。4番は目下首位打者の加藤。変化球と直球を混ぜて投げますが、変化球はワンバウンドが多く、ここでも暴投が出ました。四球で歩いて一死1,2塁。5番は直球を三つ空振りさせて三振を取りましたが6番打者を歩かせて二死満塁。早稲田は見極めてきます。7番打者もフルカウント。押し出しだけは嫌な場面で投げ込んだ145㌔は見逃し三振。何とか切り抜けました。「ふー。たばこ吸ってくる」とパパ台が姿を消しました。リズムを作れない、苦しい立ち上がりでした。
    このとき、夫婦で観戦中の硬式テニス部、F井孝尋くんを発見。合流しました。「この間、社会人の明治安田生命を完封した試合、ここで見たんだよ」とF井くん。パパ台を狂喜させました。(続く)

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  17. 制球力が戻らない。早稲田に屈す(中)2017年4月29日 22:59

    早稲田の早川。球速は康平くんに劣りますが、東大の攻撃は2者連続三振に1塁ゴロですぐ終わりました。2回は康平くん、投球を変えます。直球を130㌔台に落として制球重視。2三振に遊ゴロで3者凡退。しかし、3回のマウンドで暗転します。2番打者が初球を左中間へ運んで2塁打。3番には初球で死球。そして4番加藤に初球をレフトスタンドへ高々と運ばれました。痛すぎる3ラン。「おとといの清宮くん(早実)のより飛んだな」とパパ台も天を仰ぎました。
    4回はまた3者凡退に終わらせましたが、5回表は先頭打者に中前安打を許すと、またも4番加藤に右中間を破られて2塁打。四球とバントで二死2,3塁とされて7番打者に手痛い左前安打を浴びてこの回3失点。7-0とされました。浜田監督が交代を告げます。「毎度毎度、済みません」とパパ台。しかし、浜田監督はライトの方を指さしています。なんと、康平くんはそのまま右翼の守備に着きました。「マジか。練習してるのか」と聞くと、「高校でももともと外野手だったんだ」とパパ台が解説しました。
    リリーフは翠嵐卒の小林。小柄な左腕は一つ死球を与えましたが9番早川を中飛に討ち取って火を消しました。ここでM永智丈くん登場。応援席にパパ台との伝説のバッテリーが復活します。M永くんは東大野球部第70代主将。豪華なダブル解説となりました。(続く)

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  18. 制球力が戻らない。早稲田に屈す(下)2017年4月29日 23:01

    大勢は決した感のある5回裏。東大5番楠田がレフト線を破って東大の初安打。2塁打とします。続く6番竹中がライト線にしぶとく落として1点反撃。康平くんに回します。しかし、中飛に倒れて無得点。6回表には大飛球がライトに上がって、康平くんの守備機会。「おおっ、捕れるか」と緊張しましたが無事さばきました。「そのまま野手やってろ。野手の気持ちがわかるだろ」とパパ台からは厳しいコメントがポンポン。F井くん夫妻と僕を笑わせます。
    早稲田の新人投手は球のキレが抜群で、無四球のまま8回まで来ます。「爪の垢でも煎じてやってくれ」とパパ台。ただ8回裏には新人くんも東大打線に捕まります。麻布卒のガリ勉メガネ選手の公式戦初安打を口火に主将山田が左中間突破の2塁打、さらに2浪の苦労人田口の左前安打で2点を返して盛り上がりました。東大も4点取って何とかワンサイドゲームを免れた感じです。康平くんの後は3投手が無失点でつなぎました。「オレたちの頃は130㌔投げるピッチャーいなかったけど、いまはビュンビュン投げるな」とM永くん。これも康平くんに触発された効果なのかもしれません。
    9回裏は康平くんに打順が回りましたが、ここは三振。7-4で試合終了。試合後の康平くんは「初回がすべてです。また同じピッチングになってしまって情けないです。ゲームを作らないといけないのにチームに貢献できなかった」と語ったそうです。3点取られた3回より、初回を気にしてたんですね。
    「まだ故障をかばってる投げ方だな。いろいろフォームを変えて苦労してる」。帰り道、M永先輩はそんな感想を語りました。(丸山)

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  19. 相性のいい立教戦で、調子戻そう2017年5月6日 7:49

    立教戦を迎えます。康平くんの昨年の3勝のうち2勝は立教からでした。うち1勝は完封です。相性のいい相手から調子を取り戻したいところですね。先週の早稲田戦について、本人は「フォームがしっくりいっていない」と話していたそうです。苦しいところをどう乗り越えるか。応援団が後押しをできればと思います。
    今季は立教もアンダースローの投手を揃えて、なかなかしぶとい強さを見せています。
    試合開始は13時半頃だと思いますので、大型連休終盤の1日を神宮で充実させましょう。ネット裏1塁寄りです。特別内野席ですよ。(丸山)

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  20. 悪い予感、的中。。。2017年5月7日 10:52

    パパ台からは、「自分が監督なら登板させない」と言われていました。早稲田戦の滅多打ちは、それだけ重いものだったのです。それでも、康平くんなしに東大は野球ができんだろうと、出かけてきました。特別内野席には、硬式テニス部のF井くん、軟式テニス部のT樫くん夫妻、水泳部W辺さん、卓球部E浜さん、バレー部M川さん。
    第1試合の慶応vs法政が延長12回までやって引き分け。第2試合は遅れました。1塁側ベンチ前に東大メンバーが出てきます。ただ、いつもなら真っ先に出てくる背番号1の康平くんが、この日は後からおずおずと現れました。「感じが違うな」と思ったら、ブルペンに向かったのは康平くんでなく、背番号16の濱崎(2年、鶴丸)です。
    「あらー。やっぱりダメか」「でも救援登板ならあるかも」。そんなつぶやきが漏れる中、康平くんはキャッチボールもせず、ノックのボールを集める係を黙々と務めていました。
    試合が始まり、東大浜田監督は2回くらいで投手を次々交代させる継投リレーを見せました。現有の投手力を試すかのような投手起用。濱崎は2回を無失点で終えて、3回は4年生右腕の柴田(洛星)。外野のまずい守備もあって2失点。続く4回も柴田が続投しますが、連打を浴びて途中で川口(3年、長野)に交代。打者一巡で6失点。その裏、東大は楠田(4年、桐朋)の犠牲フライで1点を返します。翠嵐卒の小林(2年)も6回に登板しましたが、1アウトしか取れずに交代。康平くんがブルペンに現れないか、50代応援団は凝視しますが、その機会はなく、9回までに今季最悪の18点を取られてしまいました。被安打23...。
    東大は苦労人、田口(4年、西大和学園)と楠田が派手なホームランを打ち上げてくれたのがせめてもの見せ場。楠田のは、左翼席中段まで届く特大弾でした。18-4の大敗。
    試合後のパパ台メールには「悪い予感が当たってしまった。残念でした」とありました。
    マダムたちと外苑前の反省会。ここでいい話を聞いて、何とか気分一新して帰ったのでした。(丸山)

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  21. スポニチに応援記事が。2017年5月8日 21:32

    調子が上がらず、苦しんでいる康平くんについて掘り下げた記事が出ました。スポニチによると、慶応戦に連投した後、こんな話をしていたそうです。
    「僕は器用じゃない。欲張らないこと。監督からできることを絞ってやっていこうと言われて、まずは良いボールを投げることだけを考えた。思い描いている投球じゃないけど、愚直にやるだけです」。
    この記者は「欲張らないこと」に気づいただけでも大きな財産だと見ています。
    スカウトたちの評価は変わっていないようです。記者によれば、スカウトたちは「春はボールを投げられることを確認できれば良い」とか「春にどんな成績だろうと、1位候補は変わらない」とまで断言する人もいたそうです。
    20日の法政戦まで、「できること」をやってください。(丸山)
    http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2017/05/08/kiji/20170508s00001089037000c.html

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  22. 20日法政戦、春最後のカード2017年5月19日 8:10

    2017春のリーグ戦は第6週を終わって、東大以外すべてのチームに優勝の可能性のあるまれにみる戦国大会です。法政も必勝態勢で来ると思われます。
    康平くんは立教戦の登板を回避してフォームの調整に努めていますが、最終カードだから思い切り投げに来るでしょう。パパ台宛てには、やや自虐的な言葉も漏らしているようだけどね。
    20日は第2試合、13時頃の試合開始になります。特別内野席のネット裏3塁寄りで応援しましょう。パパ台も観戦予定です。女性陣からも名乗りがあります。(丸山)

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  23. 春のリーグ、勝ち星つかず(上)2017年5月22日 23:39

    法政戦、連敗で終わってしまいました。大量失点にはならず、康平くんも徐々に調子を取り戻してきましたが、勝ち星には結びつきませんでした。
    20日の1戦目。応援席にはパパ台、大師くん、ブラバンのY田さんとO野さん、水泳部Y田さん、後からT樫くんがいました。ちょっと離れてパパ台のご両親も。先発は2年生右腕の濱崎。でもパパ台は、「途中から投げるかも」と話しました。前日に電話で助言していたそうです。「今の投げ方だと、ストライクゾーンに投げるには腕の円運動の1か所しかリリースポイントがない。円じゃなくて直線部分を作ってリリースするようにしてみたら」。このアドバイスを康平くんは「そうか」と聞きました。ブルペンで初回から投球練習をしている姿を見て、パパ台は「あれなら良さそうだ」と満足そうです。
    法政はサブマリンの長谷川が先発。「オレ、本当にアンダースロー苦手だった」とパパ台が言いました。しかし、東大打線は2回表、一死から5番楠田が右前安打。バントで送って
    二死2塁で7番捕手の森田がきれいに左前適時打。きれいな先取点を挙げました。応援席ではみんなハイタッチを交わして東大のリードを喜びます。水泳部Y田さんは、東大サード岩田が都国立で長男と同級だったそうで、スマホを構えて最前列まで撮影に行きました。(続く)

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  24. 春のリーグ、勝ち星つかず(中)2017年5月22日 23:40

    東大先発の濱崎は急成長株。浜田監督は長い回数までは投げさせませんが、そんなに点を取られません。1、2回と3人で片づけました。しかし、1-0とリードの3回、初ヒットの2塁打をきっかけに四死球を続けてしまい、押し出しで同点に追いつかれます。濱崎は1失点で責任を果たし、5回から投手交代。康平くんかと思いきや、2年生左腕山下が登板します。ところがヒット2本とバント処理を焦って悪送球があり、2失点。一死1、3塁のピンチで康平くんが救援に向かいます。場面が場面なので応援席もハラハラ。パパ台は胃を押さえます。しかしここで快投を披露。6番打者を遊飛、7番打者を二直に、わずか4球で消火完了。「いいじゃーん」と応援席もやんやの喝采です。康平くんの祖父母は合掌してご先祖様を拝んでいました。
    次の6回は先頭を三振に片づけましたが、その後は四球、死球、四球。一死満塁の大ピンチに3番打者を迎えました。浜田監督が出て行くので、「すわ交代か」と緊張しましたが、ここは続投。143㌔の直球を二飛で二死満塁。4番打者には144㌔を見せて一邪飛に討ち取りました。心臓が口から飛び出しそうなピンチを切り抜けて、応援席も一息つきます。
    7、8回は1本ずつヒットを打たれたものの2塁は踏ませず9回へ。1-3で東大が追う表の攻撃となりました。(続く)

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  25. 春のリーグ、勝ち星つかず(下)2017年5月22日 23:41

    この法政初戦、僕は仕事で呼び出されて、ここまでで神宮を離れました。逆転を祈りながら銀座線に乗りましたが、後から聞いたところでは、法政の暴投で1点返して2-3。二死満塁1打逆転のチャンスで康平くんを迎えたようです。パパ台からのメールによると、「最後に見せ場があったものの、あえなく三振でした」。何とも盛り上がった幕切れだったようですね。康平くんは3回3分の2を無失点で被安打2、三振2、四死球3。球速も145㌔までは確認できました。
    20日の康平くんの球数は59球。これなら21日も投げるかもと思いましたが、やはり2戦目も途中から登板しました。先発の翠嵐卒2年小林が4回3分の2で2失点。5回から康平くんがリリーフして9回一死まで。被安打2、三振2でしたが、四死球がまた3つありました。この最終戦は0-4の完封負け。康平くんの春のリーグ戦は、苦しみの中に終わりました。秋に向けてフォームを固めて、本来の姿を見せてください。君ならできる。
    春のリーグ戦を眺めに来てくれた皆さん、ありがとうございました。(丸山)

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  26. NUMBER Webに屈辱的タイトルの記事2017年5月29日 8:13

    早慶戦の2戦目に慶応が敗れて、2017春のリーグ戦は立教が1999年以来35シーズンぶりの優勝を飾りました。OBのパパ台も喜んでいます。康平くんが不調で、立教戦だけは登板回避したんですけどね。立教卒業生の皆さん、おめでとう。
    ところで、早大進学が濃厚と言われている早稲田実業の清宮幸太郎選手について、文芸春秋の「スポーツグラフィック ナンバーWeb」に記事が出て、康平くんに触れています。
    「清宮幸太郎は早大進学より即プロへ! 東大相手に本塁打を量産しても」という、とんでもなく失礼なタイトル。記事の終盤にその下りがあって、「ドラフト上位候補と言われる宮台康平が卒業する来年以降の東大はさらに弱体化が予想される。そこでいくらホームランを量産しても清宮の価値は上がらない」などと書いていました。
    康平くんには一目置いていますが、東大野球部には屈辱的な記述です。康平くんが卒業しても、翠嵐卒左腕の小林大雅くんが育っています。新人戦ですが、27日の明治戦で5回3分の1を自責点1の好投で、東大に4-2での勝利をもたらしているんですよ。鼻を明かしてやってほしいものです。(丸山)

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